小さい頃からの夢

私の最初の将来の夢。


それは、助産師さんになることだった。

小学校一年生のときに、作文にそう書いてある。
理由は兄弟が多く下の子たちが産まれるのを次々とみてきて、必然と助産師の仕事も目の当たりにする機会も多かったからだ。

私の母はいつもいう。
「兄弟仲良くしなさい。大切な命大事にしなさい。」と。 
  
それから、普段もよく命についてよく話してきた。
「世の中には戦争で飢えて食べ物が食べられない子どもがたくさんいるの。だから物を粗末にしたり、食べ物を好き嫌いしてはダメよ。」

そんな言葉を子どもながら真に受け止めていた。




時が過ぎ、小学校高学年のころ、助産師に加え、幼稚園の先生にも憧れをもっていた。
どちらかになると思っていたが、進路を考えるとき、幼稚園の先生はイメージもつきやすく、何をすれば先生になれるかがすぐわかり、いつの間にか幼稚園の先生になる方向へとすすんでいった。


でも心の片隅には恵まれない子ども達への心配がいつも離れずにあった。

 
そんな中、幼児教育へをコマをすすめた私は、乳児院や、児童養護施設にも興味をもち、実習をしながら、就職してみようか、ホントに迷った。


でも、現実は甘かった…